5日の市場は日経平均が大幅に続伸。終値は前日比410円高の2万4105円と、終値ベースにて年初来高値を9カ月半ぶりに更新しました。株価水準は2018年10月3日以来の高さ。前日のナスダック指数が大きく上げたことが市場心理を明るくさせた模様です。大統領選はどちらが勝っても経済対策は進むとの見方が好材料に。日経平均は高値更新にて買い有利な流れとなっています。
昨日の米国市場は、大統領選のビッグイベントの通過にてダウ平均は大幅続伸。どちらが勝っても株高につながる様相で、アク抜け感からダウ平均の上げ幅は一時800ドルを超える場面もありました。
そして東京市場は、米株高を受けて5日も大きく上昇。不透明感が払拭されてリスクを取る動きが活発になってきました。また、米民主党が大統領選と上下院選の両方で勝利する「ブルーウエーブ」の可能性が低下したことを受け企業への規制強化懸念が薄まり、増税も遠のいたことで株高の条件が揃いました。バイデン氏の勝利宣言には今少し時間が必要も、市場は大統領選を消化し次なる局面へ移行しようとしています。