11日の市場は日経平均が7連日で続伸。終値は前日比444円高の2万5349円と、1991年6月以来、29年半ぶりの水準となりました。前日の米株高と新型コロナ治療薬の緊急承認がリスクオンの買いを加速。日経平均は一気に2万5000円台を回復しました。日米で株高が進むなか、一段高を見込んだヘッジファンドなどの買いもある模様。現在は先物主導の大相場が展開されています。
昨日の米国市場は、新型コロナワクチン普及期待にてダウ平均は大幅続伸。今年2月に次ぐ最高値となりました。前日のファイザー製ワクチン報道に続き、この日はイーライ・リリー製抗体薬の緊急使用を当局が承認。ワクチンや治療薬の利用が広がり経済活動が正常化するとの期待が一段と強まった様子。なお、経済活動回復にてバリュー株の買いが続く一方、グロース株となるハイテク株は売られナスダック指数は続落しています。
そして東京市場は、バイデン・ラリーに加えて新型コロナのワクチン進展が好材料となり強烈な上げ相場。売り方を踏ませようとする仕掛的な買いも入り、出来高を急速に膨らませています。現在は大きな上げ波動が進行中で、日経平均の強気展開は当面続くと考えられます。
なお、このような大相場を取りこぼさないためにも確固たるロジックに基づく運用が鉄則です。当トレードシステムにて運用中の銘柄は概ね、11月の活況相場で損益カーブは大幅続伸となっています。